SAD(社会不安障害)と生きる

社会(社交)不安障害の当事者です。症状のことや対処法について、のんびりと書いてます。

私がやってみたこと(カウンセリングを受けてみる編)

大学1~2年生の頃は、薬がなくなれば心療内科に行くということを繰り返していました。3年生になる頃から、ゼミ形式の授業が増え、大勢の前でのプレゼンテーションがなくなったこと、大学で初めて親しい友人ができたことなどが幸いして、症状に悩まされることは減りました。
ただし、相変わらず人の輪に溶け込めない、人といると緊張する、体がだるくて日常生活がガタガタという状態は続いていました。

そして、大学を卒業して大学院に進学。大学院の指導教授とそりが合わずに、メンタル絶不調になります。大学3年生からの勉強が楽しくて、もう少し勉強を続きたいと思って、他大の大学院に進学したので、結構意気込みがありました。文系だったので、大学院進学がメジャーな選択肢というわけでもなく、覚悟を決めて進学したつもりでした。なのに、指導教授とうまく行かない。自分はどこで選択を間違えたのか、何が駄目だったのか、、、とお先真っ暗な気持ちで、思い悩む日が続きました。

なかなか眠れなくなったり、気持ちの落ち込みと焦燥感で集中するのが困難でした。また久しぶりに心療内科に行きました。薬を処方してもらいましたが、特に改善されませんでした。

この頃は本当に失意のどん底だったので、心療内科で埒があかないなら、カウンセリングでも受けてみようかと思い、藁にもすがる思いで、初めてカウンセリングを受けました。悩みの内容は、社会不安障害の症状というより、指導教授との関係がうまくいかないこと、そのことで気分が落ち込みとてもしんどいということを話しました。

カウンセラーさんは、私の話をしばらく聞いた後に、おもむろに「これまで他の人との間でも、その先生と同じような関係になったことはありませんか。」というようなことを聞きました。

たぶんカウンセラーさんの意図としては、同じよう関係を繰り返してませんか?その問題を振り返っていきましょうよ、ということだと思うのですが、私の気持ちとしては「はあ!?」でした。

私としては指導教授のやり方がおかしいと思ってるからうまく行かないわけで、でも、カウンセラーさんは、私に問題があると思っていて、その原因を分析してやるぞ(鼻息粗め)!!って態度がありありと感じられて、ああ、この人にはいろんな悩みを打ち明けるのは無理だ、、、と思って、1回で行かなくなりました。

その後、紆余曲折を経て、現在再び別のカウンセラーさんにカウンセリングを受けています。今度は、1年近く通っています。最初のカウンセリングの内容って、その後カウンセリングを継続できるかどうかの別れ道だなぁと思います。カウンセリングに来る人ってみんなとても困っているわけで、最初なんて特にそうで、カウンセラーさんの一言一言にとても敏感です。最初にこの人は信頼できると思えるかどうかが大事だなとしみじみおもいます。

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