SAD(社会不安障害)と生きる

社会(社交)不安障害の当事者です。症状のことや対処法について、のんびりと書いてます。

転職からの症状再発

さて、大学院生の頃(23~24歳の頃)にアルバイト先で知り合った人と付き合うようになり、大分状態は持ち直しました。大学院を2年間で修了し、企業に勤めましたが、他にやりたい仕事があったので(その仕事に就くにはちょっとお勉強が必要でした。)、新卒で入った会社を1年半で辞めました。まあ、最初の会社を辞めたのは、やりたい仕事があったというだけではなく、その会社がクソみたいなところだったという理由もありますが(笑)


契約社員として違う会社にとりあえず就職して、やりたい仕事に就けるように勉強と仕事を並行する日々が始まりました。若かったのと転職先の同僚や社長が良い人たちだったので、何とか両立生活をこなせましたが、今なら無理です。


そして、27歳の頃にやりたかった仕事に就けることになりました!やりたかった仕事は、詳しくは書けないのですが、対人援助職でした。カウンセラーとは違うのですが、カウンセラー的な業務もある仕事です(面談して人に話を聴く)。それまでの会社勤めでは事務職だったのですが、自分にはつくづく事務職が向いていないと悟りました。営業職(その多くは男性)のサポート役はもう御免でした。社会不安障害にも関わらず、人と関わる仕事がしたかったのです。

何で対人援助職に惹かれたのか、私なりに考えてみました。私は、それまで人との関係で苦労することの連続でした。生きることが本当に大変だった。だから、みんながどんな風に生きているのか知りたいという気持ちがありました。それがこの仕事に惹かれた理由なのかなと思っています。


さて、晴れて念願の職に就きました。新しい環境で新しい仕事を覚えるのは、ものすっっごい大変!!ただでさえ、不安が強くて、環境への適応が苦手なのに毎日、毎日ヘトヘトでした。週末は昼過ぎまで起きられないくらい。ただし、仕事の内容は好きだったし、尊敬できる人も同僚にいたので、歯を食いしばって頑張っていました。


仕事を始めてしばらくした頃、私の席の向かいの同僚がパソコン画面を見上げるのに顔をあげたときに、私は、顔が震えてしまいました。


あ、これはやばいな、、、と思いました。相手は変に思ってないかな、どうしよう、震えませんように、震えませんようにと思えば思うほど、体が強ばっていきます。相手が書類を見るのに視線を落とすのが恐くてたまりません。なぜなら、次にいつ顔をあげるか恐くて仕方ないのです。



相手は大して気にしていないだろうこともわかっています。こんなことを恐がるのはおかしいのもわかっています。でも、どうにもなりませんでした。


私は、段々と相手の方に顔を向けているのが辛くなってきてパソコンの画面を見れなくなってしまいました。また社会不安障害の症状に悩まされてる自分が情けなくて、惨めでした。家に帰って、交際相手に電話しながら泣きました。


こうした状態がしばらく続き、このままでは仕事にならない!と思い、大嫌いだった心療内科に再び行く決心をしました。

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