SAD(社会不安障害)と生きる

社会(社交)不安障害の当事者です。症状のことや対処法について、のんびりと書いてます。

社会不安障害って何・・・?

私が社会不安障害と診断されたのは、今から4年ほど前(2013年頃)だったと思います。当時通っていた心療内科で、「社会不安障害ということで診させてもらってるのだけど」と言われて、「ああ、何か聞いたことあるな、その病名。」と思いました。

 

アメリカ精神医学会が定めている精神障害の診断基準であるDSM-5によると、社会不安障害(または社交不安障害)は以下のような症状を持つ場合に当てはまるとされます(以下、ちょっと長くなります)。要は、人から注目されるような特定の状況で、「否定的な評価をされるかもしれない。」とすごく怖くなり、そのために社会生活を送るのに支障を来たしている、といった感じです。

 

A.他者の注視を浴びる可能性のある1つ以上の社交場面に対する、著しい恐怖または不安。例として、社交的なやりとり(例:雑談すること、よく知らない人に会うこと)、見られること(例:食べたり飲んだりすること)、他者の前でなんらかの動作をすること(例:談話をすること)が含まれる。

B.その人は、ある振る舞いをするか、または不安症状を見せることが、否定的な評価を受けることになると恐れている(すなわち、恥をかいたり恥ずかしい思いをするだろう、拒絶されたり、他者の迷惑になるだろう)

C.その社交的状況はほとんど常に恐怖または不安を誘発する

D.その社交的状況は回避され、または、強い恐怖または不安を感じながら耐え忍ばれる

E.その恐怖または不安は、その社交的状況がもたらす現実の危険や、その社会文化的背景に釣り合わない

F.その恐怖、不安、または回避は持続的であり、典型的には6ヶ月以上続く

G.その恐怖、不安、または回避は臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている

H.その恐怖、不安、または回避は、物質(例:乱用薬物、医薬品)または他の医学的疾患の生理学的作用によるものではない

I.その恐怖、不安、または回避は、パニック症、醜形恐怖症、自閉スペクトラム症といった他の精神疾患の症状では、うまく説明されない

J.他の医学的疾患(例:パーキンソン病、肥満、熱傷や負傷による醜形)が存在している場合、その恐怖、不安、または回避は、明らかに医学的疾患とは無関係または過剰である

 

以上です。

現在では、大分状態は良くなりましたが、一番苦しかったときは上記の症状がまさに当てはまるような状態でした。

なんでブログを書くに至ったかと言うと、紆余曲折を経ながらも状態が少しずつではありますが良くなってきたので、これまでのことを改めて振り返って書いておくのも悪くないと思ったからです。

次回以降は、私がこれまでどんな症状で悩まされてきたか、どんな対処方法を試みてうまくいったり、うまくいかなかったりしたか、ということを書いていきたいと思います。

 

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