SAD(社会不安障害)と生きる

社会(社交)不安障害の当事者です。症状のことや対処法について、のんびりと書いてます。

人前での発表

高校生の頃は、授業中に先生と目が合うのが苦痛だったわけですが、そこはどうにかこうにかやり過ごしていました。
やり過ごしながらも、自分はどこかおかしいんだという意識は常にありました。ただ、困っているから誰かに相談しようとはならずに、本当の自分を知られたら、みんな私から離れていくに違いない、絶対知られては駄目だと思っていました。
誰かに相談できれば、その後悪化の一途を辿るのを回避できたかもしれませんが、このときは出来ませんでした。

よく1人で悩まずに相談を!って言いますが、相談って実は結構難しくて、相談して受け止めてもらえたっていう経験や人に対する基本的な信頼感がないとなかなか難しいものです。

さて、高校を卒業して大学生になりました。
高校までとは違って、自分でカリキュラムを組まなければいけないし、自由度はグッと増します。

buzzmag.jp



ま、日本の学校ってこんな感じですよね。(海外の事情はよく知りませんけど)

大学の授業で、プレゼンテーションをすることになりました。20人ばかりの学生のまえに立って、パワーポイントを使いながらプレゼンテーションをしたのですが、何だか変です。
足や原稿を持つ手が震える、声が震える、皆の視線が怖くて前を見れない。頭が真っ白になりながら、どうにか原稿を読み切りましたが、とても打ちひしがれた気持ちでした。
高校までは皆の前に立って発表するという機会がなかったので、自分がこれほどまてに震えるとは思っていませんでした。自分の体や声なのに、全く自分でコントロールできずに本当に情けなく、惨めな気持ちでした。
他の学生は私の様子がおかしいのに気付いていたでしょうから、どう思われたかを考えるととても辛かったです。

しかし、これからもプレゼンテーションの機会はあります。この状態を何とかしなくてはと焦りました。これが社会不安障害の症状と初めて向き合わざるをえなくなった瞬間でした。

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